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全身全霊で蹴りをかました、ボールごと、足を

2019.01.06.Sun.20:45
俺はこの日練習試合にでていた、
試合も終盤に差し掛かり、こっちが1点差で勝っていた。

俺は何時ものようにピッチで走り回りながら敵の攻撃の芽を潰していた、
だがカウンターをくらい、敵がシュートを打とうとした時、
颯爽とスライディングをしてボールをコートの外に弾き出した。

俺は怪我させるのも怖かったので、スライディングは全て足に行かず、
ボールだけに行くスタイルだった。

しかし敵の33番はボールが弾かれたにも関わらずシュートを放った、
俺の膝に向かって。
鈍痛が走り、呻き声を上げるが、そこでさらに信じられないことが起きた。
2発目の蹴りをかましてきたのだ。

俺は膝を抑えて縮こまる尋常じゃなく痛かった、
審判は笛を吹いてプレーを中断して33番に警告した、
しかしカードは出ずに注意で終わっていた。

33番は悪びれるふりもなく普通にしていた、こちらの副キャプテンは
審判に必死に抗議していたが、審判はたかが練習試合で…、というスタンスだった。

俺は膝を抑えながらコートを出た、怪我人がいるとプレーが出来ないからだ。
コートの外で膝を抑えながら「今日の試合はもう出れないな」と思ってると、
33番が話している声が聞こえてきた

「マジうざいわあいつ、シュート邪魔しやがって、だから思いっきり蹴飛ばしてやったわw、
聞いた?あいつの呻き声?めっちゃ面白かったwww」

私は静かにブチ切れた

俺は監督の「大丈夫か?」の問いかけに対してめちゃくちゃ痛かったが
「大丈夫だ、問題ない」と答え、コートに戻った。

仲間が心配してくれていたがその声は聞こえなかった、
阻止反撃の時は来た、そいつがボールを持った瞬間、
全身全霊で蹴りをかました、ボールごと、足を。

身長164cm、体重72kg、体脂肪率14%、武道黒帯持ちのお手本のようなローキックを食らった33番は凄かった。

両足ごと掻っ攫われた33番は空中でほぼ地面と平行になり地面に落ちた。
審判は俺にレッドカードを出した、だが怒りで誤魔化していた
痛みが襲い掛かって来ていたので好都合だった。

33番の足は青く腫れ上がっていた、呻き声どころか普通に泣いていた。
俺は監督にこっ酷く怒られた

「お前なんであんなことした?」
「33番がわざと蹴って悪びれる事なく笑っていたので頭に血が上った」
「でもな、相手が反則したからといってこっちが反則していいことにはならんやろ?そういうのは審判に任せるんや、
それがサッカーやろ?」
「その審判が練習試合だからといって手を抜いて反則を正しく取らないうえ、
相手がキックボクシングしてくればそれはサッカーじゃないでしょう?」
「せやな」

こんな感じでした、ちなみに試合は勝ちました、1点をまもりぬいていました
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