上司の娘

2016.05.04.Wed.12:10
俺の上司の3番目の子(娘)は俺の子。
始めての女の子だっつうコトで相当可愛がっているらしい。

俺に目元、口元、輪郭がそっくり。
お前のDNAじゃ、そんなに可愛い子供は産まれねぇっつうの。
578 だが、子供(娘)を産ませるつもりはもちろんなかった。

気に入らない上司の奥さんをベッドで言わせることで
俺の中では充分『復讐』したつもりでいたんだが、
カラダの相性がばっちりな奥さんとずるずる付き合ってる内に
胤を取られ、そうになっちまった。

妊娠→出産にいたる彼女の言い訳は、上司とは『政略結婚』だったんだそうだ。
嫌々結婚させられたらしく、別れたくても別れられないらしい。
上司との上のふたりの子供はどうしても愛せない。
産んでから一度も可愛いと思った事がない。
夫婦生活も彼女が上司を拒んでから冷め切った状態が続いている。
俺と会うまで自分の人生が空虚に思えて仕方がなかった……らしい。

で、俺にも家庭があるし、いつまで続くか判らないから
この幸せを失っても生きて行けるように
どうしても俺の子供を産みたい…と号泣された。
まぁ、途方もない十字架を背負っちまったけど、それも仕方ないわな。
なっちまったもんはしょうがねぇ、お気楽にやってくよ。

上司とは娘が2歳の頃に部署が変わり、それ以来顔も合わせていない。
彼女とはまだ続いてる。娘も今年で小学4年生。
彼女との共通の友達数人+子供達数人交えて、
年に何回か、娘と一緒に釣りに行ったり、カヌー乗りに行ったりしてるよ。

昨年の夏に一緒に釣りに行った時、俺を娘が『パパ~!』と(間違えて)呼んだ。
俺も何の気なしに『おぉ、どうした?』と答えてた。
それ見た彼女は、隠れて泣いてたなぁ。


『顔も似てるし、本当の父娘みたいだね!』と連れの友達に言われ、
『そうだよ、俺の娘だもん。』とすかさず答える俺。
友達『またまた~!』、俺『あははははははは!』。
笑って答えはしたが、その時つくづく思ったよ。
“人を呪わば穴ふたつ”って。

娘はもちろん、彼女も愛してる。

おい、○○部長、俺の娘を大切に育てろよ!
娘を泣かせやがったら承知しねぇぞ!
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